K&G 冷ますならC72冷却アイテム たぎるならFormula Enjoy参戦

K&G事業概要

K&Gは、フォーミュラEnjoyというレースカテゴリーでのトレーニング、レンタル車両によるレースサポート、そして車両購入者へのレースサポートを行っています。
また、もう一つの主要な事業として、冷却関連製品である「C72スーパークーリングシステム」の開発、製造、販売も行っています。

フォーミュラEnjoyレースサポート

フォーミュラEnjoyは、鈴鹿と岡山国際サーキットでシリーズが開催され、若手から年配者まで多くの参加者で盛り上がっているカテゴリーです。
K&Gのレーシング部門は、鈴鹿サーキットの近くにあり、主にフォーミュラEnjoyのエントリーモデルのメンテナンスとレンタルサービスを提供しています。
このサービスは、気軽にレースを始めたい人やフォーミュラカーを経験したい人向けで、レンタルシステムは初心者からレースデビューまでをサポートするステップ形式になっています。
ステップ1では鈴鹿南コースで練習し基準タイムクリアを目指し、ステップ2で本コース走行、ステップ3で実際のレースに参戦します。これにより、レースのグリッドに並びスタートを切る体験ができます。
フォーミュラカーは若者向けと思われがちですが、K&Gのレンタルシステムの最高齢利用者は71歳で、最も多い顧客層は50代です。ナンバー付きスポーツカーから本格的なフォーミュラカーへ移行したい人に適しています。
最高速度も200km程度で、チューニングカーでサーキット走行経験のある人には余裕のあるスピード感だとされています。

C72スーパークーリングシステム(冷却製品)

K&Gはもともと、冷却に困っているレーシングチームのためにクーラントを開発したことからスタートしました。
最初は名前のないクーラントでしたが、関係者の意見から「C72」という名前が付けられ、「C72スーパークーリングリキッド」として販売が開始されました。その後、商品ラインナップはラジエーターや放熱コーティング材にも広がりました。

C72クーラント
ロングライフクーラントで、冷却効率が良く、特に洗浄効果がある**のが特徴です。
ラジエーターの細かい部分などのウォーターラインを洗浄し、エンジン内部の汚れも落とす効果があります。
鈴鹿でのテストでは、夏場の最も暑い時間帯に水温が7度下がったという実績があります。
谷川達也選手は、10年以上使用してもトラブルがなく、エンジン状態も良くなると評価しています。
水温の上昇が少なく、水温が上がった後も冷えるのが速い点も特徴です。

C72ラジエーター
スーパーオートバックスサンシャイン神戸のデモカー(Z33)での油温・水温の問題を解決するため、オイルクーラー内蔵のラジエーターを開発しました。
これにより、真夏でも油温120度で安定し、30分間補正が入らずに走行できるようになりました。スバルWRX STI(VAB)用ラジエーターでは、純正の問題点を改良し、アッパー配管の位置やタンク内部構造を工夫することで冷却性能を向上させています。
真夏の岡山国際サーキットでのテストで効果が確認されています。

C72スーパークーリングペイント
放熱コーティング剤で、熱源に近い部分から塗布すると効果的です。
オイルパン、ミッション、デフ、オイルクーラー、ラジエーター、インタークーラーなどに使用することで、各パーツの放熱を促進し、トータルで水温や油温を下げる効果が期待できます。
リピーターも多いロングセラー製品です。

これらの冷却製品は、タイムアタックだけでなく、周回走行や耐久レースなど過酷な状況でも効果を発揮することが重視されています。

K&Gの強み

顧客の要望や不具合に対して、迅速に改良を行う柔軟性と開発力**が挙げられています。
谷川選手は、こうした継続的な改良への取り組みを高く評価しています。